シェフになりたいです。
自動車整備士になりたいです。
ホテルで働きたいです。
こんなふうにわかりやすい職業を目指している留学生への進路指導はシンプルです。
その仕事が学べる専門学校を探せばよいのですか。
教師泣かせは 「ビジネスをしたいです」 という
「ふわふわビジネス持論」をもっている留学生たち。
その 「ビジネスしたい」ってどういうことですか…?????
今日はそんな留学生の言うところのビジネスについてのお話です。
辞書によるとビジネスとは、
会社、商売、仕事を意味する英語表現とあります。
専門学校でビジネスコースというと、
ビジネスを行う上で必要なスキルと学ぶのが一般的です。
具体的には、PC操作、事務や経理、簿記、
マーケティング、コミュニケーションやマナーなどでしょうか。
将来像がふんわりしている留学生は、
自分がどんな分野で働くのかイメージができませんから、
ビジネスに何が必要かがわからないんですね。
かくして、ざっくりと「将来はビジネスを勉強したいです」となるわけです。
彼らのイメージはスーツでオフィスに勤めている姿なのか、
あるいは店で接客しているのか、
またはエンジニアとしてPCの前に座っているのか、
はたしてどんな姿なのでしょうか。
まあ、たしかに日本の高校生も、会社員人生を選ぶ場合、
具体的にどんな業界でどんな仕事をするのかなんて
就職活動をするまでわかってないと思うんです。
ましてや海の向こうからやってきた高校を卒業したばかりの留学生が、
日本でどんな仕事をするのかなんて想像がつかないのも仕方がないかもしれません。
こんな場合は、留学生を追い詰めてもいいことはありませんから、
視野を広げるという考え方に教師はシフトチェンジします。
まずは日本語学校でできるだけ高い日本語力を身に付けよう。
就職率のよい専門学校に優秀な学生として進学して、
そこで2年間しっかりとビジネススキルを学ぼう。
専門学校さんの就職指導は秀悦ですから、
先生方の教えをしっかりと学べば必ず就職できるはずです。
いろいろな専門学校さんから卒業生の進路のご報告をいただくのですが、
そのときほどうれしいことはありません。
子どもたちが成人式を迎えたような気持ちになります。
AさんもBさんも、あ、Cさんも就職してる!!すごいすごい、と
教務室は疑似両親たちのうれしい悲鳴が。
結局、あなたといっしょに働きたいかどうか、なんですよね。ビジネスって。

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