「母がくれました」
「〇〇先生におしえてもらいました」
「〇〇さんがてつだってくれました」
「メールを送らせていただいてもよろしいでしょうか」
いわゆる授受表現というものなのですが、
これが留学生にとっては大問題なのです。
これって、だれがだれにどうするの????
今日は、そんな日本語についてのお話です。
初級では、まず、実際にモノが動く表現を勉強します。
「(わたしは)友だちにプレゼントをあげます」
「誕生日に母が私に指輪をくれました」
などとなるわけですが、ふつう、こんな文では言いませんよね。
「そのピアス、すてきね。 どうしたの?」
「ああ、これ? 彼にもらったの…・」
続いて、モノは動きませんが、行為が動く表現を勉強します。
「きのう熱があってずっと寝てたんだ」
「大変だったね。 食事とかどうしたの?」
「ルームメイトが作ってくれたよ」
よく使う表現ですよね。
「てつだってもらいました。」
「買ってきてくれました。」
こうなると、 場面と文脈から、
だれがだれにどうした かを 瞬時に判断しなければなりません。
「資料を送っていただいてもよろしいでしょうか。」
「新しいスケジュールを送付させていただきます」
んんん?
だれがだれに送るのか ??????
このレベルになると、文法をしっかり学んで理解した上で、
聴解問題などで訓練し、 瞬発力を上げていきます。
パニックに陥る留学生に、わたしはいつもこんなふうに言って励ましています。
「ダイジョウブ、大丈夫。 日本人の大学生も言えません。
みんな敬語は勉強して練習して言えるようになるんですよ。」と。
はるか昔、わたしが新入社員だったころ、
電話をとるのがとても怖かったのを今でも覚えています。
「ただいま他の電話に出ておりますので、
終わり次第、あらためてお電話させていただきます」
ビジネス上の日本語は、すべてがまさに外国語のようでした。
「今日は、ヤスンデモラッテモイイデスカ。」
「えっ? だれが」

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