「出席率が下がっています。どうしましたか。」
「センセイ、最近、ねむれません…」
最近眠れないと訴えてくる留学生がほんとうに増えてきました。 
横になっても眠れない→ 朝方やっと眠る→ ひるごろ遅くおきる→ 学校を休む 
という負のスパイラルに陥ってしまうのです。 

何度もお話しているように、留学生にとって進学や就職はもちろん、
ビザの更新をする際に日本語学校での出席率はとても重要です。 
それなのに眠れないから欠席する方を選んでしまうんですよね…。
今日は留学生の睡眠についてのお話です。  

「寝ても途中で起きてしまいますか。
それとも、ベッドに入っても眠れないですか。」 
詳しく聞いてみると体は横たえているけれども眠れないという答えがほとんどです。   
「寝るとき、携帯を見ていますか。」 
「寝る直前まで、携帯を見ていますか。」 
いいえ、と答えますが、それについてはあまり信用できません…。   
「それでも朝になると寝ていますか。」 
はい。 
つまり、寝つきは悪いけれども最終的には眠れているということでしょうか。

「原因は何でしょうね」 
この質問には、ほとんどの学生が「ストレスです」ときっぱり。 
受験のストレス、
就職のストレス、
将来のストレス、
お金のストレス。
留学生活でストレスでないものを数えるほうが難しいほど。   

さて、睡眠障害です。
もちろん3日間の睡眠時間が合計で4時間とか、
2週間近く1日に3時間くらいしか眠れないなど、
心身ともに深刻な状態の場合は、わたしたち学校ではもはや対応できませんから
医療機関に行く必要があります。 
また留学する前から睡眠薬を常用している場合は、
個人で自分の体調管理をする必要があります。 
いつ医療機関に行くべきなのかがわかっているのは本人ですから。  

問題は日本に留学してはじめて眠れないようになってしまった学生です。      
「ストレスで眠れない」をどうするか。  
現代はこれが問題かなと思います。   
少し前は、深夜のアルバイトで生活時間がずれている学生がいましたが、
最近はアルバイトをする学生は減って24時間自分の時間という学生も少なくありません。 
そんな学生は自分で24時間をデザインしなければなりません。      

「定期的に運動してみよう」
「友だちや家族に連絡して、悩みを話してみよう」
「週に1回は勉強しない日をつくって好きなことをしよう」 
こんなありきたりなことを言っても、実際は暖簾に腕押し。 
なぜなら、これは「本人」が「自分でやる」しかないからなんです。    
受験が心配なのはみんな同じ。 
悩む時間を、新しい単語を一つ覚える時間に使おう。 
受かるかなあと心配する時間を、 問題を解く時間に変えよう。 
受からなかったらどうしようと不安になる時間で、面接の会話の練習をしよう。 
10分だけ悩んだら、紙に書いて忘れよう。   

悩んだら合格できますか?不安になったら合格できますか?  
違いますよね。といった内容の授業が必要なのではないかとつくづく感じています。 
眠れないのは遠足の前の日だけになってほしいものです。 stress                                                                            「ストレスでねむれません」